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運転免許証の取得

アメリカといえば車社会。ましてヒューストンのように地理的に大きな街では車無しには出歩けません。公共交通機関を使って移動すればいい?甘い甘い…そんなもの無いに等しいっ!というわけで、今回は運転免許証の取り方について記事を書きたいと思います。海外赴任になった当人以外のご家族にも関係あるので、しっかり調べてくださいね。

ここに書いてある記事は私がテキサス州で免許を取得した経験を基にしています。交通規則などは州法で決まっていますので、ご自身の州とは異なる内容もあると思います。あくまで参考に留めて、最後はご自身がお住まいの州法に合わせて免許証を取得してください。また、この記事の読者の対象は18歳以上を想定しています。

運転免許証の取得前の下準備

まず何よりもテキサス ドライバーズ ハンドブック(Texas Drivers Handbook)を手にいれましょう。これは試験場(DPS:Department of Public Safty)の窓口で、「ハンドブックください」と言えば簡単にもらえます。そこにはテキサス州で運転するための心得が全て記載されています…!しかも無料!太っ腹!

しかし、DPSに行くにしても車が必要です。友人などにお願いして連れて行ってもらうか、日本から国際免許証を持参して自分で運転して行きましょう。

ちなみに、国際免許証自体の効力は1年間ですが、テキサスの州法では州内に引っ越してきたら3090日(*1)で他州の免許証は無効(つまり、その間にテキサス州の免許証を取得しなければならない)となっています。矛盾してるんですが、とりあえず我が家の奥様は国際免許を持ってきて、私を助手席に座らせて半年間路上で練習しました。

免許証取得の対象年齢は16歳以上なのですが、16歳の場合は半年ほどなにやら制限がかかる模様です。これについては詳しく調べていないので割愛させてもらいます。

 

必要書類

初めて試験場に行く前に、最低でも以下の書類を集めておきましょう。

  • パスポート
  • ビザ
  • I-94
  • 雇用証明(雇用されている本人でなくても持参しましょう)
  • Social Security Number(無ければ仕方が無い)
  • 日本で有効な免許証または国際免許証(念のため)

免許証を取りに行った人からよく聞く声が「書類が足りないと門前払いされた」です。厄介なことに、試験場の事務員も一人一人言うことが違ったりします。ですので、「○○だけあればいいよ」と言われても、考えられる書類は全て持参しましょう。試験場では凄く並びますし、待たされるので、窓口まで行って門前払いはショックが大きいです。

 

受験申し込み

ハンドブックでしっかり勉強したら、試験場に向かいましょう。少なくとも閉館時間の3時間前には到着することをオススメします。なぜなら、待ち時間だけで2時間半くらい使うことになりますので…。

まずは試験場の入り口に入って列に並びます。受付窓口からズラズラ~っと列が出来ていますので、どこに並べばいいか分からないなんてことはないと思います。窓口まで辿り着いたところで、申込書を記入して必要な書類と併せて提出します。必要書類が全て揃っていれば、受付番号を渡され番号が呼ばれるまで席について待っているように指示されます。

私は試験場の事務員の方で仕事が早い人を見たことがありません。というわけで、わずか30~40人を3人で処理しているのに、1時間半ほど待たされます。やがて番号を呼ばれ、事務員の方と免許証の取得手続き用書類の作成を行います。ここでいきなり写真を撮られます。いい写りの免許証写真を撮りたかったら心構えをしておきましょう。まぁ、いい写真を取ってもらうのは難しいですが。ふふふ…。

 

筆記試験

ここまでの手続きに問題がなければそのまま筆記試験の席につくように指示されます。筆記試験といってもコンピュータの画面に4択の問題が出てくるので、ポチポチと選択していくだけです。

問題は30問ほど用意されていますが、必須回答数は22,3問だったと思います。

 

つまり、分からない問題はパスできるのです。(ココ重要)

 

結構余裕がある問題数ですので、分からないのはバンバン飛ばしましょう。70%正解で合格です。なお、電子辞書などの持ち込みは禁止されています。問題自体よりも英語の言い回しのほうが壁になるかもしれませんね。

試験が終わると、そのまま画面上で「合格」「不合格」の確認ができます。筆記試験が終わった後に並ぶ列があるので、そこに並んで結果を報告します。合格すれば実技試験に進むように言われ、不合格であれば再度筆記試験を受けるように言われます。合格した場合にその場で実技試験のスケジュールを組んでくれるところもあるようですが、私が受けたところはその場でスケジュールしてもらえませんでした。

実技試験

私が試験を受けた試験場では上記の通りあらかじめスケジュールを組んでくれませんでしたので、受験したい当日の朝早く(7時頃)から試験場に並んで、試験のスケジュールを入れてもらいました。1日に受験できる人数は限られているので、早く行かないと並ぶこと自体無駄骨に終わったりします…。なお、事前にいわゆる自動車学校のようなものを利用する人は非常に少数です。みんなどこで練習してるんでしょうか…?

私は午後2時から、奥さんは1時45分からの試験となりましたので、一旦家に帰って時間前に試験場に戻りました。試験には自家用車を使います。ですので、ちょっとでも有利に進めたいのであれば、運転しやすいサイズの車をレンタカーしてでも用意したほうがいいでしょう。

試験の内容は至って簡単です。日本の自動車学校に通った経験があれば、左ハンドルにさえ慣れていれば問題ないでしょう。まぁ、ヒューストンで縦列駐車をすることはないのに、試験科目に縦列駐車が入っていることだけが疑問ですが…。あ、縦列駐車から路上に戻るときにウィンカーを出すのを忘れずに。

スクールゾーンの制限速度と、適切にウィンカーを出していけば落ちないと思います。合格すれば1ヶ月ほどで自宅にプラスチックで出来た免許証が届きます。最近のテキサスの非市民免許証は縦なんです…。ちょっとかっこ悪いけど我慢我慢。


*1:2012/02/04変更
2008年発行のTexas Drivers Handbookでは30日となっていますが、Texas Department of Public Safetyのサイトでは90日となっています。いつの間に変更になったのか分からないのですが、とりあえず更新日が最新であるDPSのサイトを信用して90日です。